
時間が足りなさすぎて、なかなかIELTSのReadingスコアが上がらない、そもそも質問形式が多すぎる、60分で3つの文章なんて読めなくね?・・・この記事へ辿り着いた方はこんな悩みを抱えているのではないでしょうか?
IELTSのReadingはわずか60分間の中で40問もの問題を解かなければなりません。その上に文章題は3つもある上に問題形式もバラバラ・・・ガッツリ英語に触れてきた方を除いて、IELTSのReadingを難しく感じるのは当たり前なことです。なので、たとえ今のスコアが3とか4でも気にすることはないですよ!笑
これから紹介することに注意して勉強してもらえば、スコア5.5・6を安定して取れるようになるでしょう。
僕がはじめてIELTSを受験した時のリーディングスコアは4.5でした。(試験本番は時間が足りなくて、パッセージ2と3の問題をほとんどてきとうにマークするっていう。笑)
ただ、それから解き方やテクニックを学んだら何とか5.5、6を取ることができるようになったので、その解き方やテクニックを皆さんにシェアできたらなと思います。
それでは、いきましょう。
1、基本的な英単語は覚えること
IELTSのReadingだけに関わらず、ライティング、スピーキング、リスニングでスコア5.0以上を取りたかったら、基本的な英単語を覚えることは必至であります。
どんなに解き方やテクニックを学んだとしても、英単語を知らないと安定して良いスコアを取るのは難しいです。なので、基本的な英単語をまだ覚え切れていない方は英単語を覚えることから始めましょう。
僕がおすすめする英単語帳は「ターゲット1900」です。
・発音を聞いて、声に出す。
・毎日、繰り返す。
英単語を覚えるのはつまんないし、毎日繰り返すのは少し大変かもしれませんが、何とかそこは耐えてください!基本的な英単語を覚えてしまえば英語力がグーーーンと伸びます。英単語を覚えることが英語力を上げる1番の近道なんです。
「基本的な英単語は知ってるよー!」という方は新しい英単語帳に手を出すのは控えて、IELTSのReading問題に知らない英単語が出てきたら覚えるくらいな感じで進めていきましょう。
※おすすめの方法は、分からない英単語が出てきたらノートに書いて自分オリジナルの英単語帳を作ることです!
2、問題を解きながら文章を読み進める!
IELTSのReadingは制限時間が60分しかありません。
なので文章を全部読んでから、問題文に取り掛かると、文章読む→問題に取り掛かる→また答えを見つけるために文章を読む・・・とあまり効率的とは言えません。
じゃあ、どうするのか?っていうと、問題を解きながら文章を読み進めるのです。
基本的にReadingの問題は上から順に段落に沿って問題が構成されています。
※始めの方の問題は文章の始めの方に答えがある、最後の方の問題は最後の方に答えがあるといった感じです。
問題を解きながら文章を読み進める方法は、問題文を事前に読んでおいて、その問題を回答するのに必要な”キーワード”を探す感じで読むのです。
そうすれば問題に関係の無いところを読む時間が省けます。(問題文に関係にないところはさらっと読む感じで大丈夫です。)
この方法のもう一つにメリットとして、答えのある場所、範囲を予測できるからです。
例えばですが、第一問目の問題が分からないとして、第二問目の問題にうつったとしましょう。そこで第二問目の回答を見つけた際に、第一問目の回答は第二問目の回答が見つかった場所よりも上にある可能性が高いわけですね。
ということで、問題を解きながら文章を読み進めるということを覚えておいてください!
IELTSのReadingでは文章を理解することは求められていません、ただ与えられた問題に1つでも多く回答すればいいわけですからね。
一つの文章を20分以内に解き切る練習をしよう!
Readingは3つの文章題から構成されています。
試験時間が60分なので、単純計算すると1つの文章題を20分で解く必要があります。
なので日頃からIELTSの問題集を使って1つの文章題を20分以内に終わらせる練習をしましょう。タイマーを20分に設定して何としてでも20分以内に終わらせるつもりで取り組んでください。
日頃から本番のテストと同じようにスピードを意識していれば、少しずつ時間に余裕が出てくるはずです。始めは20分以内に終わらせることはかなり難しいかもしれませんが、タイマーで計りながら取り組むことで結果は変わってくると思います。
また、問題を解いている中で分からない問題や難しい問題に直面したときは、ずーと考えるのは避けて、さっさと飛ばしてしまいましょう。僕の経験上ですが、分からない問題に時間を費やして仮に回答しても間違っていることが多かったからです。
それで時間があれば解けたはずの問題を落とすのは非常にもったいないですよね。
Readingはそれぞれの問題に多少の難易度はありますが、配点は全て同じです。(簡単な問題で正解しようが、難しい問題で正解しようが貰える点数は同じだってことですね!)
なので1つの問題とにらめっこしないように注意してください!
ここまでReadingの基本的な勉強方法、解き方を説明してきました。
これ以降は少しマニアックなテクニック・解き方を紹介していきます。
Synonymousを意識しよう!
IELTSのリーディングで高スコアを取るためには、"Synonymous"が鍵になってきます。
Synonymousを簡単に説明すると、同じ意味を持つ単語です。
たとえば、overcome(克服する)のSynonymousはget over(克服する、乗り越える)ですね。
なぜ?このSynonymousが重要なのかというと、IELTSのReadingでは本文と問題文の単語をSynonymousを使って置き換えていることが多いからです。
例でいうと、本文ではget overと書かれているところを問題文ではovercomeと置き換えていたり...
なので、問題文にovercomeというワードがあったら、本文からover comeというワードを探すのではなくて「克服する」と似たような意味を持つワードを探すように意識してくださいね。
※ただし、問題文に出てくる”年数”や”人の名前”などはそのまま本文に書いてあるので、そのままダイレクトに探しても大丈夫です。(人の名前などはSynonymousにしようがないですからね。笑)
また、問題文に”年数”や”人の名前”などのキーワードがある場合は○で囲むなりして、本文でそのキーワードを探してください。大体、そのキーワードの前後に答えが眠っていることが多いです。
出題形式を把握しておこう!
IELTSのReadingは出題形式が全部で8つくらいあります。
TRUE/FALSE/NOT GIVEN、空欄を埋める問題(記述式)、ヘッドマッチング、一問一答、などなど・・・
そしてこの8つの出題形式からランダムで出題されるわけです。
ここで重要になってくるポイントは、問題を上から順番に回答しなくてもいいってことです!
たとえば、情報マッチング(Which paragraph contains the following information?)の問題です。
※与えられた一文の段落を探せ!あれめちゃめちゃ時間取られるし、ムズかしいと思うのは僕だけかな?笑)
この出題形式が苦手な方は多いのではないでしょうか?(僕はとにかく苦手なんですよー。笑)
このような苦手意識のある問題は後回しにすることをオススメします。
逆にいえば、自分の得意な出題形式から取り掛かるというのも一つの戦略です。苦手な出題形式から取り掛かって、問題に詰まってしまえば焦ったり、時間が足りなくなったりとデメリットしかありません。
個人的には、空欄を埋める問題(記述式)やTRUE/FALSE/NOT GIVENなどの問題はヘッドマッチングや情報マッチングなどに比べたら解きやすいかと思います。
理由としては、空欄を埋める問題(記述式)やTRUE/FALSE/NOT GIVENの問題は、基本的に文章の始めの方から終わりの方へと順番に問題が作られているからです。
なので、文章を読みながら回答しやすいですね。
3つの文章問題は順番に解いてOK?
Readingの問題は全部で3つあることは何度もこの記事でお伝えしてきましたが、難易度については触れてきませんでした。
もうすでにご存知の方もいるかもしれませんが、難易度は文章問題1→2→3にいくにつれて難しくなっていきます。
なので、後ろの問題から取り掛かることはオススメしません。純粋に文章問題1→2→3と順番に回答しいくのがいいでしょう。
また、はじめの文章題1は2、3の文章題に比べると簡単なことが多いため、ここで間違いを減らすことに努めましょう。
・基本的な英単語は覚えること
・問題を解きながら文章を読み進める
・一つの文章問題を20分以内に解き切ろう
・Synonymousを意識しよう
・出題形式を把握しておこう
・3つの文章題は前から順に解いてOK!
それでは最後にとっても大切な教訓をお教えしましょう。この教訓は僕が大学受験に全落ちして、海外の大学に行くと決めてからIELTSの勉強をしている時に自分に言い聞かせていたものです。
勉強やテスト、人生において大切なことは”自分は頭がいい”とか”自分はできる”といった自信なのである。ビビっていてはいけない。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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